食物繊維とは、有用な栄養素と言ってもせいぜい腸野菜01
を掃除する、という程度の認識しか持たれていませ
んでした。体内に入ると胃腸の内壁に沿ってゆっく
りと進み、特に腸においては便を内壁から引きはが
す役割があります。そのため便秘対策として野菜を
多く摂るのが良いのです。そして最終的に、余分な
脂肪をまとわりつかせながら便とともに排泄されて
行きます。したがって消化吸収されない栄養素であ
るということになります。

しかし今日では、更に積極的な栄養素としての役割
が明らかになっています。例えば、タンパク質・炭
水化物・脂肪をまとめて3大栄養素と呼び、加えて
ビタミン・ミネラルと併せて5大栄養素、そしてこ
れを合わせて6代栄養素とまで評価が高まっていま
す。

一体どのような役割があるのでしょうか。便秘体質
の人には先述の役割だけでも大歓迎でしょう。しか
し更に興味深い働きがあるのです。この栄養素を摂
取するためには野菜・果物・海藻・きのこなどが有
効です。例えば野菜などを食べると、体内ではイン
シュリンの活発な分泌を押さえ込みます。インシュ
リンは食事を始めると増え始める糖をことごとく脂
肪に変えてしまいますから、野菜などを食べること
で結果的に新たな体脂肪の蓄積を防ぐことができる
ようになるのです。

体脂肪に話が及びましたので、大腸周辺の内臓脂肪
にも注目してみましょう。この脂肪が増えると、腸
の蠕動運動が衰えてしまいます。蠕動運動は便を後
方に送り最終的に排泄するための運動ですから、内
臓脂肪は便秘体質を形成するもとでもあります。こ
れは有酸素運動で脂肪を燃焼させる必要があります。
野菜などを多めに摂ることとセットで、大きな効果
が生まれます。